curtain call encore

推しのお芝居のお話をしたいだけ

「リスク穿つ防衛策は“攻”で示す」── 俳優・増子敦貴の武器

 

本日1月5日はいちごの日🍓

つまり増子敦貴さんのお誕生日〜!!!!

 

というわけで、増子さんの俳優としての魅力について語る文章をしたためて参ります。

できる限り、読みやすく。

ご多忙なドラマ・舞台製作陣の方の目に何かの弾みで留まったとしても、途中で離脱されないプレゼンを目指します。

 

※2020年の末に沼落ちした人間が分かったような口をきいております。

ゆえに取り上げる出演作(=現地もしくは映像で鑑賞済の作品)に偏りがある点、ご了承ください。

 

【目次】

  • 増子敦貴って何者?
  • 武器①:オタク殺しの役解釈
  • 武器②:パッと見オオカミ、中身ポメ
  • 武器③:鋼のハートの芸達者
  • 武器④:スタミナ&ポテンシャル
  • 武器⑤:愛され力の波及範囲
  • こんな役柄の増子敦貴が見たい

 

 

●増子敦貴って何者?

……という方がもし読んでくださっていた場合に備えて、ざっと増子さんの情報をまとめてみました。

氏名   : 増子 敦貴(ましこ あつき)

生年月日 : 2000年1月5日(祝23歳)

出身地  : 福島県郡山市

所属事務所: エイベックス・マネジメント

活動期間 : 2016年〜

活動分野 : 舞台、ドラマ、ダンス&ボーカル

主な出演作: 以下参照

・機界戦隊ゼンカイジャー(ゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザー役)

ゾックス・ゴールドツイカーが華麗に踊る!「FLAG 〜界賊の美学〜」performance video サビVer. - YouTube

 

・ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン(白石蔵ノ介役)

【ダイジェスト映像】ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs四天宝寺 - YouTube

 

・舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-(グラシャ/プロトバロン役)

舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-公開ゲネプロ│エンタステージ - YouTube

 

・ミュージカル「東京ラブストーリー」(三上健一役)

ミュージカル『東京ラブストーリー』稽古場より「♪56人の女たち」 - YouTube

 

 

avexの男女7人組ダンス&ボーカルグループ《GENIC》で活動する傍ら、俳優としてその名を世に知らしめつつある増子さん。

 

2021年、第8話より出演した『機界戦隊ゼンカイジャー』では、第一声から「ヨホホイ」というフレーズを用いて陽気に歌い踊る鮮烈な登場で、視聴者に衝撃を与えました。

そのまま愛称と化した「ヨホホイ」は、毎週Twitterトレンド入りを果たす程の話題を呼んだのみならず。その人気は話数を重ねるごとに高まり、ヨホホイ……もといゾックスが主役のスピンオフも制作されるに至ったというわけです。

open.spotify.com

とりあえず歌が上手すぎて笑う。

 

今のうちに注目しておいて損はない、新進気鋭の若手俳優と言うべき増子さん。

ここからは、2022年も幅広く活躍されるその姿を追いながら私が感じ取った彼の強みについて掘り下げていきます。

 

 

●武器①:オタク殺しの役解釈

物騒な見出しを付けてしまいすみません。

でも増子さん、物凄い勢いと角度の役解釈でぶん殴ってくるので!!!

演じる役についての考えを彼から聞く時は是非、殺されるくらいの危機感を持って臨むことをオススメします(?)

 

私が最初にそれを喰らったのは、先程から話題に上げている『ゼンカイジャー』に関するこちらのインタビューでした。

“――今後はゾックスのどんな一面を見せていきたいですか?

増子 “弱さ”じゃないかな。ツーカイザーやゾックスは強いですが、僕には強がっているようにも見えるんです。バックボーンは明かされていないものの、父親や母親と一緒に生活していないのは確かで。ゾックスが弱気になると一家の士気が下がり、弟たちにも心配をかけてしまう。その中で弟たちの呪いを解くために戦っているので、「自分がしっかりしていないといけない」という強さやプライドがあると思うんです。でも、それが崩れるときがこれから来るかもしれないなって。”

(引用元:https://mdpr.jp/news/detail/2677109

 

オイ〜❗️強者が垣間見せる弱さなんて全オタク(過大主語)が好きなやつだよ❗️❗️❗️

 

私のような考察厨の長文妄想ツイートかと思ったら、演者ご本人の発言でした。

他作品に関するインタビューも色々と読んでいると、増子さんの役作りについて分かることがあります。

それは自分の演じる役柄が作品内でどんな役割を求められているかそこに向けた自分に適するアプローチは何なのかを見極めているということです。

 

こういった感性と読解力って、それが落とし込まれることによって芝居が深まるのは勿論のこと、それを聞いた視聴者・観客の作品に対するモチベーションにも好影響を与えると思っていて。

役自体にファンが付いていることの多い2.5次元作品では特に、深いキャラ理解に基づく再現力は最も重宝されるスキルであると言えます。

思えば2.5次元界の金字塔である『テニミュ』で増子さんが作り上げた白石蔵ノ介は、他のキャストが演じた同役よりもその苦悩や主将としての威厳に重きを置いたキャラクター像として、新鮮かつ興味深く映りました。

 

増子さんの役作りは、漫画原作を始めとするセンシティブな作品においても、深く丁寧な考察の光る芝居を生み出してくれるという信頼に満ちていると感じます。

 

 

●武器②:パッと見オオカミ、中身ポメ

こちらの写真を見ていただくとお分かりかと思いますが、被写体としての増子さんは基本的につよつよ美人です。

透けるような白く艶のある肌と涼やかな桃花眼が生む、近寄り難ささえ感じさせる孤高の美しさ。これを喩えるなら……と考えた時、ぱっと浮かんだのが ”オオカミ“ でした。

 

これまで演じてきた役どころも、「強い」「頭が良い」「人望が厚い」「格好良い」印象が強いのではないでしょうか。実際、増子さんはその風格を纏うのが凄まじく巧い役者さんだと見ていて感じます。

 

その一方で、正反対のコメディ芝居もハマってしまうのが増子さんの不思議なところ。

いや増子さん本人の人となりを知っていると、こちらの方が自然体に映るかもしれません。

このわずか19秒でも分かる人となり。

 

増子さんの稀有な魅力、それはクールビューティーな外見からは想像もつかない中身のふわふわピュアっぷり。

イケメンでイケメンな芝居が上手い人、可愛くて可愛い芝居が上手い人は数多いますが、この良いとこどりのチグハグ感は恐らく希少かつ貴重。

たまにイントネーションが惑う少し舌足らずな台詞回しも、意図的には作り出せない愛嬌です。

ちなみにポメっぽいかは議論の余地があると思います。なんせ語呂の良さで見出しに入れただけなので……

 

●武器③:鋼のハートの芸達者

(”芸達者“ というのは、私がTwitterで見かけた増子敦貴評のなかで特別好きな表現をお借りしました)

増子さんが歌えて踊れる役者さんなのは、もはや言うまでもないこと。

この先もっと作品で活かされてほしい!と私が願うのは、ダンスに留まらない彼の身体能力── 一つ挙げるとすれば〈殺陣スキル〉です。

 

貼れるリンクがないのが惜しいのですが、『ゼンカイジャー』第9カイ(柏餅回)、第20カイ(セイバーコラボ回)、第28カイ(漫画回)、第36カイ(びっくり箱回)、第44カイ(SD回)などは特に増子さんの生身アクションが映えている回です。

前述の舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-でも既にそのセンスは頭角を現しており、これから更なるアクション経験を積み活躍していく増子さんのビジョンが、見えます!

 

(ちなみに増子さん自身も殺陣や乗馬に興味があるそうなので、関係者の皆様よろしくお願いします)

 

それから増子さんを語る上で外せないのが、彼が発揮する〈アドリブ力〉。

豊富な舞台経験、特に『テニミュ』では日替わりネタを多数こなす役どころだったこともあってか、即興で生み出すものの爆発力が凄い人です。

状況に脳が追いつかない時は捌ききれなかったり、こちらの脳が追いつかない言動に走ったりすることもしばしばですが。笑

 

そんな奇想天外な対応力を支えているのは、スベることにも臆さない増子さんの鋼のハート。

【TIGER HOLE】 #05 トラブル続出! リポート中継! - YouTube

こちらの動画では、芸人さんとの中継のやり取りの中で架空の人物〈こし ひかり〉を生み出し、『あなたにひとめぼれ』という楽曲を咄嗟に作って歌い切る天才・増子敦貴さんを見ることができます。

 

一発芸も口説き文句もお手のもの。

しかしお化け屋敷に入れば大絶叫。

バラエティ番組がこの才能を活かさない手はない!

ましこイングリッシュは連載で見たい。

 

●武器④:スタミナ&ポテンシャル

俳優業を始めとし、個人仕事が絶えない増子さん。

その中でも変わらず精力的にグループ活動を両立させ、2022年も沢山のライブステージに立ってファンを魅了してくれました。

 

同じグループで活動するメンバー達は、増子さんの仕事ぶりについてこんな風に語ります。

“ GENICのリハが終わった後に彼だけ舞台の稽古やドラマ撮影に行ったりという日も多いので、いつ寝てるんだろうと思います。”

(引用元:https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000595

 

元サッカー少年のスタミナをもって、毎朝4時に起き撮影へ向かう過酷なスケジュールを一年間に渡ってこなし続けた増子さん。

SNSの更新やファンからのメンションへの反応においても、多忙さを忘れさせてしまうようなそのマメさに驚かされます。きっと時間の遣い方が恐ろしく上手い人。

 

加えて本日23歳を迎えたばかりの増子さんには、まだまだ計り知れないポテンシャルが伺えます。

今年もまた、彼の新たな一面を引き出してくれる作品に沢山巡り会えることを願っています!

 

 

●武器⑤:愛され力の波及範囲

この項では特に、作品に増子さんを起用しようとする立場から考えた際の強みについて書こうと思います。

 

現在の増子さんの知名度は、主に以下のジャンルで高いと考えられます。

avex所属アーティストのファンダム

・特撮界隈

2.5次元界隈

・宝塚界隈

 

まず増子さんはグループに所属する俳優であるので、そのグループのファンが率先して彼の出演作品をチェックします。

10〜20代の女性がファンのメイン層と見受けられますが、男女混合グループであること、avex所属アーティストという特性もあってか、男性ファンの比率はジャニーズのそれよりも多いというのが、ジャニオタでもある私の所感です。

彼以外のメンバー、以前所属していたグループのメンバー、さらには所属グループと関わりの深い先輩グループのファンにも、増子さんを応援している人が少なくありません。

この点は個人で活動する俳優と比較して、出演作いかんを問わず継続的な注目を得られる要因となっているはずです。

 

『ゼンカイジャー』への出演によって、グループのファン層とはかなり異なる層からも人気を博しました。

インターネットで毎週ニチアサを盛り上げる大人世代の男女から、戦隊作品がメインターゲットとする子ども世代とその保護者などがその大部分かと思われます(これは特撮界隈への造詣が浅い人間の発言です)。

 

私自身が増子さんを知ったきっかけの『テニミュ』は、2.5次元界隈の中で知らない人はいない、ともすれば界隈外の一般の方も名前を耳にしたことがあるようなビッグタイトルです。

作品自体は見ていなくとも、共演者やオタク繋がりで知っているという人も増えてきているでしょう。

 

それから2022年に出演したドラマ『合コンに行ったら女がいなかった話』を通して、共演相手の元タカラジェンヌさん方のファンにも認知が広まりました。

現在出演中のミュージカル「東京ラブストーリー」の客層、グランドミュージカルのファンもそこに重なってきていると予想されます。

 

マルチに活躍されているがゆえに、ジャンルの垣根を超えた知名度を着実に獲得しつつある増子さん。

役者の持つ影響力が重視される場面では、こうした部分も強みとなると考えます。

何より増子さんの愛され力は、共演者の発信を見ていれば一目瞭然です。

エンタメ現場の皆様、愛され人間こと増子さんとお仕事してみませんかどうですか!

 

 

●こんな役柄の増子敦貴が見たい

前項までちょっと真面目に頭を使ってしまったので、ここはもう私の願望を好きに書くだけの欄にさせてください(?!)

 

まず、さっきからずっと言い続けている殺陣が活かせる作品!!!

増子さんの鋭い眼光や歯を食い縛る表情を浴びたいので、身内あるいは恋人の命を奪われた男のどシリアス復讐劇とか見たいです。

 

増子さんご本人が言い続けている学園モノも欲しい〜〜〜〜

おちゃらけ落ちこぼれくんも可愛いけど、やっぱ何考えてるかわかんないミステリアスな生徒が見たいな〜最終的になんかの事件の黒幕って正体だととても癖。

 

あとは泣けるラブストーリーも。増子さんは作画が二次元なので、少女漫画の実写化世界に存在してほしい。本心を隠してヒロインに尽くしちゃう当て馬だと私が嬉しい。

 

妄想は尽きませんが、だらだら書き続けるわけにもいかないのでこの辺で切り上げておきます。

兎にも角にも増子さんが、こんな風に夢を膨らまさせるような俳優さんであることが伝わればいいな。誰に?

 

 

ここまでお読みくださった方、本当にありがとうございます。

結局全然読みやすい文章にできていませんでしたが、時間の無駄だったなと思われていなければ幸いです;;;

 

改めまして増子敦貴さん、お誕生日おめでとうございます!

今年も沢山の素敵な出逢いに恵まれますようお祈りしております🤞🏼💫

 

 

最後に。本稿のタイトルにお借りした「リスク穿つ防衛策は“攻”で示す」というフレーズは、こちらの楽曲で増子さんが担当している歌い出しから来ています〜

open.spotify.com

増子さんの歌声、GENICメンバーの小池さんが書かれた歌詞、音楽のグルーヴ感……どれをとっても爆イケな、私の最愛ナンバーです!

プレビューで聴ける「もう離さないよ」の部分が増子さんです。是非お聴きください♡